11月ももうすぐ中旬になります。
この時期になると、年越しの話題があちこちで聞かれるようになりますが、年末年始の業務を行なう上で気を付けなければならない事がいくつもあります。
そのうちの一つが、
「年末年始の資金繰りに注意する」
という事です。
年末は年の瀬ということもあり、資金決済の取引数が他の月より増える場合があります。
そのため、毎月末日を支払日に設定している会社は、もちろんこの12月末日に合わせて支払いを進める事となります。
しかし、昨年同様の年末の支払日が今年は金融機関休業日であったり、会社の年内最終出社日が毎年末より数日早い場合は、事前に支払日を決めて所定時間までに支払い手続きを済ませなければなりません。
そして、支払いをするという事は、その支払額分の資金が会社口座になければいけません。
年末の売上代金の入金予定日を間違えのないように把握をして、支払をする際に資金不足とならないようにする必要があります。
もし、年末の支払いに充てるための売上代金がその支払日の翌日以降に入金になってしまう場合はどうなってしまうのでしょうか。
また、取引先によっては、支払日を末日の瀬ってしている場合で、末日が金融機関休業日の場合は、翌月の最初の金融機関営業日を支払日としている場合もあります。
年内の入金を予定していたのに、実際は年明けに入金となってしまっては大変な事になってしまいます。
必ず、入金日と支払日は正確に把握をしましょう。
そして、支払いの際には振込手続きをするもの以外に、口座自動引き落としもあります。
自動引き落としの設定日をいつにしているのかによりますが、振込をしようとしたところ、先に自動引き落としがされていて、口座の資金不足が発生していたら大変です。
もちろん、毎月の資金計画において、日々の資金がショートしないようにするのは当然のことですが、年末年始は特に注意が必要です。
その他にも、年末年始の資金繰りについては気を付ける必要がありますが、念のため、早めに年末年の資金計画を再確認されてみてはいかがでしょうか。