前回のパートⅠでは、窓口納付・インターネットバンキング・ダイレクト納付等からの納付のお話をしましたが、今回は、
「クレジットカードによる納付」
です。
このクレジットカード納付は、インターネット上でのクレジットカード支払の機能を活用して、国税庁長官が指定した納付受託者へ、国税の納付の立替払いを委託することにより国税を納付する手続です。
そして、「国税クレジットカードお支払サイト」は国税庁長官が指定した納付受託者が運営する国税のクレジットカード納付専用の外部サイトになります。
クレジットカード納付に関してですが、
納付が出来る税金:
基本的にすべての税目ですが、印紙を貼り付けて納付する場合等、ご利用できない税金があります。
利用できるクレジットカード:
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club などです。
ご自身のクレジットカードが利用出るのか、事前に確認するようにしましょう。
利用限度額:
決済手数料を含み、1度の手続につき、1,000万円未満で、かつ、ご利用のクレジットカードの決済可能額以下の金額になります。
注意点:
クレジットカードの利用ポイントをメリットと考える方もいらっしゃいますが、クレジットカード納付は、納付金額に応じた決済手数料がかかるので、ご注意ください。
また、クレジットカード納付はインターネット上のみの手続であるため、金融機関やコンビニエンスストア、税務署の窓口では、手続きはできません。
このように利用にあたっては、注意点等がありますので、ご確認の上納付をするようにしましょう。
なお、実際の手続き方法ですが、次のようになります。
1、専用サイトにアクセスしましょう
インターネットの利用が可能なパソコンやスマートフォン・タブレット端末から、納付受託者が運営する「国税クレジットカードお支払サイト」へアクセスします。
※ このアクセスには、次の方法があります。
・国税庁ホームページで「国税クレジットカードお支払サイト」をクリックしてアクセスします。
・確定申告書等作成コーナーで、納税額のある申告書を作成した場合等に表示される納付方法の案内画面からアクセスします。
・e-Taxを利用して電子申告・徴収高計算書データの送信又は納付情報登録依頼をした後に、メッセージボックスに格納される受信通知からアクセスします。
2、専用サイトにアクセスしましたら、納付(委託)手続をおこないます。
クレジットカードによる納付は、上記手続きによりますが、カード引き落とし日前には引き落とし額をチェックし、資金不足がないように気を付けて、効率的な納税を進めるようにしましょう。