国税庁にて「申告書の自主点検と税務上の自主監査」に関する情報を公開しています
申告書作成システムの普及等により、自社で確定申告書類を作成するケースが増えています。
自社が作成したい帳票を選択し、必要な項目を入力すれば、確定申告書類が出力できるというものですが、自社で作成する際には、いくつかのハードルがあり、そのうちの一つが、
「どの申告書類を作成し、どの項目に入力すれば良いのかが分からない」
という事があります。
申告書類にはたくさんの別表という書類等があり、これを法律を遵守した上で、誤りのないように作成しなければなりません。
自社で作成するには、ノウハウがなく、また、その時点で適用される最新の税制が分からないという場合があります。
その様な時には、国税庁のホームページで情報をチェックする場合があると思いますので、その際に知っておきたいページが、
「申告書の自主点検と税務上の自主監査」に関する情報（調査課所管法人の皆様へ）
です。
こちらは、調査課所管法人向けで、調査課所管法人の会社が申告書を提出される前に、
申告書の自主点検や税務上の観点からの自主監査を行う際にご活用いただくための確認表を
作成しているものになります。
なお、もちろん、こちらに掲載されている確認表等は、自主点検等のために活用する場合を目的としますが、この確認表等ですべての事に対応出来るものではなく、あくまでも申告書の作成提出の参考として活用頂くものですので、その他の内容についても自社にてご確認の上、申告書記載内容の責任については、会社様ご自身にて負う事になりますので、ご注意ください。
申告書確認表
そして、申告書確認表は、主要な別表についてのものであり、その他にも作成が必要な別表が出てくる場合があります。
なお、現時点での単体法人用申告書確認表の1ページ目上段はこちらです。
確認内容と確認結果のチェックマークを記載する欄があり、誤りやすい項目等が記載されています。
申告書確認表の留意事項
申告書確認表を活用する上で気を付けたい内容が記載された留意事項も掲載されています。
現時点での1ページ目上段はこちらです。
確認内容に応じた留意事項が記載されています。
まとめ
このように、国税庁ホームページでは、調査課所管法人向けに申告書作成にあたっての自主点検に関する申告書確認表や申告書確認表の留意事項等を記載していますので、自社に応じて、適宜活用しましょう。